「女性記者への批判」?誰が?

財務省の福田元事務次官のセクハラ問題に関して、憶測や思い込みに基づく適当な『報道』が続いている弊害がこれじゃないだろうか。

一部では、セクハラを防ぐために女性記者を排除すべきといった声もあがっているが、宇賀アナは23日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、「女性の記者をなくせばいいとか、女を1人で行かせるのがいけないんだとか、言われちゃうんですけど、そうじゃないですよね。だって女性だって、記者をされてる方ってきっと記者になりたくてやってる仕事で、どうして男性ならできる仕事が、女性はしちゃいけないのか。同じように働けないのってそもそもおかしいじゃないですか」と猛反論した。
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まず出だしの『一部では』ってどこ?そんな女性記者を排除すべきなんて意見を公なところで見たことが無い。「女性の記者をなくせばいい」とか「女を1人で行かせるのがいけないんだ」とか、一体だれがそんなことを言ってるのか。あたかもそういう発言が政府与党なり財務省なりからあったかの如くな妄想をコメンテーター(笑)が自ら発言し勝手にブチ切れているのは見た。
誰それが明確にそういう発言をしたというソースがどこかにあるのだろうか。

そもそも『男性ならできる仕事が、女性はしちゃいけないのか』という事ではなく、『男性ではできない仕事を、女性にオンナをつかってやらせた』というテレビ朝日の卑劣さこそが一連の騒動におけるセクハラなんではないだろうか?
宇賀アナの発言がそいうい意味での自社批判なら「よく言った!」と拍手喝采ものですが、後続する発言を見る限りそうではないらしい。

さらにもうひとつ。この手の話題で出てくる「♯Me Too」運動に関して、そのムーブメントについて理解が浅すぎるように感じる。もともとハリウッドのプロデューサーから女優に対する職権を利用した性関係の強要がもともとの発端であって、福田元事務次官が財務省の女性職員に対しての問題だったのなら問題の構図的にも納得する。
しかし、今回は取材する・される立場であってそこになんら上下の関係は存在していない、いや存在してはならないはずではないだろうか。それともマスメディアというのは財務省と明確に上下関係がある、少なくともそういうふうにテレビ朝日は認識しているという話なのだろうか。であれば、そこにはもはや報道機関としての気概もプライドも存在せず、自らを『たんなる省庁の御用聞きです』と言ってるようなものではないだろうか。そんな人たちが『報道』とか名乗っているのならそれがむしろ空恐ろしい。

セクハラ発言を受けた当の記者がどういうつもりでこういうことをして、今どう考えているのかはわからない。(一応それが誰かもわからないことにはなっているが)
しかし、彼女の周辺の人たちの醜態は目に余るし一部で批判されているが、彼ら当人たちは自分たちに向いている批判の内容を理解できていないのか相変わらず大手を振って報道機関顔しているところがまさに滑稽だと感じる。

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