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情報リテラシー

虚構新聞のネタ記事「 橋下市長、市内の小中学生にツイッターを義務化 」がTwitterで拡散され、多くの人が騙された件は未だに熱が冷めやらない様だ。 スマートフォンの普及と相まってTwitterを始め、ソーシャルネットワークサービスを利用する人の裾野が広がってきた昨今、そこで流れる情報を受ける側にはそれなりのリテラシーが求められている事をこの件は教えている。 リテラシーと言ってもそんなに難しいことではない。件のTweetにしても、虚構新聞へのリンク含めて拡散されている場合がほとんどだ。その際に、そのURLを踏んで先の記事を一読すると言うことすらせず、脊髄反射的にRTをしたバカが山ほどいたからこそコレほどの大騒ぎになったのだろう。  そう考えると、先の震災直後にも散見されたが、情報の出どころが確かではないものを安易に拡大してしまい、それを真に受ける前にその情報を検証するという習慣を皆が身につけなければならないのではないだろうか。 話は変わるが、投資詐欺の事件が幾つか報道されている。20歳の大学生が億円単位のお金を集めて逃げたという事件もあったが、これの被害者の中にも前述のようなオバカさんが沢山いるのではないだろうか? この件についても、投資話の信ぴょう性を検証していれば十分に被害を防げたのではないだろうか? どちらの件にも共通しているのはリテラシーの低さが根本的な原因であるという点だ。いい話、悪い話にかかわらず、それは誰がどういう文脈で話した・書いたものなのか。そこまで含めて検証する事を習慣にしなければならないと思う。 自分が騙されるだけならまだしも、それを拡散する前にはせめてネットで検索してみるぐらいの事は必要なのではないだろうか。そういう検証をしないで無条件にRTするようなTwitter利用者は、スパムメールの踏み台にされている迷惑なMTAと何ら変わらない。