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本当に過激派だけが異常なのか

アフガニスタンの首都カブールで、27歳の女性がイスラム教の聖典「コーラン」を焼却­したとして男たちの集団から暴行を受けた。女性は焼き殺され、遺体を川に投げ捨てられ­た。女性の死に関連して21日までに11人が逮捕された。捜査は現在も続いている。 カブール市内の寺院前で19日、被害者の女性がほかの女性たちから「コーランを焼いた­」と非難されて言い争いになった。これを聞きつけた男たちの集団が、女性に襲い掛かっ­た。 男たちは女性を屋根の上に引きずり上げ、足で蹴ったり石や板で殴ったりする暴行を加え­た。このあと何者かが女性に燃料をかけて火をつけ、遺体をカブール川に投げ捨てた。 炎に包まれる時点で女性が死亡していたかどうかは確認されていない。 女性がコーランを焼却したことを示す証拠は今のところ見つかっていない。 ( YOUTUBE ) ISISの残虐なニュース報道に出演していたコメンテーター曰く「多くのイスラム教徒は過激派ではない。みんな平和を愛している」と。しかし、このニュースで女性を撲殺した人たちは過激派でもなんでもない一般民衆ではないのか。 テロ行為ではないにしろ、いくら聖典とはいえコーランなどたかが紙切れに過ぎない。この女性が仮に本当に焼却していたとしても命を奪うのは誰がどう考えても残酷極まりない野蛮な行為だ。 確かに過激派は恐ろしい。しかし、それ以上に恐ろしいのは、身勝手で自己中心的な正義感に駆られた集団心理による、個人に対する私刑行為だ。川崎の18歳の殺人犯に対するネット上で繰り広げられているリンチも同じような構図ではないだろうか。 正義感は常に冷静と共にあらねばならないと感じた。

自国が戦争に巻き込まれたら進んで戦う?

自国が戦争に巻き込まれたら進んで戦う? 「WIN-ギャラップ・インターナショナル」が64か国を対象に実施したところ、米国44%、韓国42%などに対して、日本が11%で最低だったと共同通信が報じています。( Blogos ) この手のアンケートで日本がダントツにYESの割合が低いということはよく報道されているが、本当にそうだろうか。現に、WEBでの調査ではパーセンテージが全然異なっている事が多い。 どういうセグメントにどういう質問をするかで、この手の世論調査は全然変わってくるのだから、メディアの報道でこういう世論調査結果を報じる際はその辺りをより詳細に開示して欲しいと感じる。 それはともかく、「自国が戦争に巻き込まれたら」という前提が現実のものとならないためなら、またその時になんの戦闘訓練も受けていない自信が戦う羽目にならないためなら、集団安全保障だろうが自衛隊法の改正だろうが、あらゆる備えを国はしておいてほしい。「平和を愛する諸国民の公正と信義」等という曖昧なものに、国民の生命や財産や幸福を追求する権利を賭けるような国家であっては欲しくない。

核のゴミを地層処分する前に

原子力発電所などから排出される、いわゆる「核のゴミ」については、地中深くに埋めてしまう「地層処分」の候補地をめぐり様々な議論が行われている。核のゴミの問題点はその放射性が数千~数万年かかるものをいかに安全に廃棄/保管するかが議論の前提条件となっている。 しかしこの前提だが、じゃあ例えばこの半減期を短縮するということはできないのだろうか? 実はその研究が京都大学で行われている。 超長半減期廃棄物や中性子吸収が大きすぎて燃料としては放棄されてきたウラン・プルトニウム近縁の核分裂物質に対し人工的に中性子を吹き込み核分裂させることで、熱の回収や半減期30年程度と短い核分裂生成物への変換ができる。これにより数万年に渡る保存が必要な放射性廃棄物の量を削減できる。同様の変換は高速増殖炉でも可能だが、これらは燃料の5%しか超長半減期核種を混入できない。これに対し加速器駆動未臨界炉ならば燃料の60%以上を超長半減期核種とでき、加速器駆動未臨界炉1基で原発10基が排出する超長半減期核種の処分が可能である。また、プルサーマルに使用できなくなった高次化プルトニウムも燃焼可能であり、高速増殖炉無しでも燃えないU238(劣化ウラン)をプルトニウムに変化させて燃やしてウランを有効利用する核燃料サイクルを完成することができる。( 加速器駆動未臨界炉 – Wikipedia ) つまり、加速器と核のゴミを入れた原子炉を接続し、陽子を外部から打ち込んでやることで核分裂を起こし、半減期の短いものに変化させるということだ。熱エネルギーも取り出せるので発電もできる上に、臨界にならないので危険性も少ない。高速増殖炉がトラブル続きで将来にわたって稼働する目処が立たない今、これは核燃料サイクルを進める上で欠けているピースをまさに埋めてくれる技術ではないだろうか。 こういうことに私達の税金を使ってくれるなら全く文句はないのだが。。。

ここ最近のどうでもいいニュース

不正献金ドミノ 第3次安倍政権で再燃した「政治とカネ」問題が収まる気配を見せない。辞任した西川公也前農林水産相(72)に続き、下村博文文部科学相(60)、望月義夫環境相(67)や上川陽子法相(62)をめぐる問題が続々発覚。3月2日には安倍晋三首相(60)自身にも飛び火した。国会では連日、閣僚批判で支持率アップを狙う野党と「違法性はない」と沈静化を図る政権との間で激しい論戦が続くが、追及の急先鋒である民主党の岡田克也代表(61)をめぐる献金問題も発覚。泥仕合の様相を呈している。しかし、政治資金のあり方そのものをめぐる本質的な議論は置き去りにされたままだ。「むしろ今回の事態を政治資金を改めて考える契機にすべきだ」。そんな識者らの提言は国会に届くだろうか。( 産経ニュース ) 不正献金はもちろん良いことではないが、金額が数万~数十万円程度の話って予算委員会でやるようなことなんだろうか。それより、自衛隊法の改正とか少子化対策とか議論しろよといいたい。さらに言えば、身内に火の粉が飛んできそうになった途端に「手打ち」とか…もうねぇ…   中川郁子政務官「路チュー」 「私の大変軽率な行動があった。このことにより皆様方に大変ご迷惑をおかけしていると思っている」 夫(中川昭一氏)が亡くなってもう6年以上経っているわけで、いくら政治家とはいえ誰と付きあおうと自由じゃないのか。そもそも、憲法法令いかなるものにも自由な恋愛を禁止する条項は存在しない。(もし仮に不倫であったとしてもさえ、違法ではない。) いかなる個人にも幸福になる権利は憲法で保証されている。 日本国憲法 第十三条  すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。 佳子さま「シャネルスーツ」騒動 スーツが100万円だろうが500万円だろうが、それが予め定められた歳費の中で賄われているなら、何を文句をいう権利があるだろうか。むしろぼろぼろな服装をされているほうが困るだろうに。事の発端の記事を書いた週刊誌も愚かだが、それを大々的に取り上げる「自称報道番組」の程度の低さはほんとに情けない。

JC「なんで日本の旗?」

バス停にて。 通りかかった女子中学生達の会話が聞こえてきた。 「なんでバスが日本の旗付けてんの?」 「なんでだろう?あ、あれじゃない!オリンピック的な何か。」 いや、今日は 春分の日 なんですが…国民の祝日とか知りませんか?そうですか… 学校の教育って何なんだろう。そういうこと、ちゃんと教えようよ。