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スポーツ指導と生徒指導における体罰

学校やスポーツにおける体罰が連日マスコミにて報道されているが、その論調は事の本質とは無縁な感情論ばかりで辟易する。 事を学校に限定して考えると、スポーツにおける体罰と生徒指導のそれとは性質を全く異にしている。 前者は広義の教育であり、そこに体罰の正当性は存在しない。気合いと根性に基づく精神論では上達しないことは実体験もしている。 他方、後者は謂わば躾である。それは本質的に家庭において解決すべき事であり、教育現場においてこの種の体罰が存在するのは、そんな子供を送り出してしまった親がまず恥ずべきではないだろうか? スポーツ指導における体罰が技能向上に寄与しないことはある程度研究に基づいているが、躾においては様々な意見があるし、一定の評価は存在していないと承知している。 躾における体罰の是非はともかく、スポーツ指導とは分離して考えなければならない。