一児の父として、日本人として

今日は2つの記事が目を引いたので引用してみる。
日の丸は国旗、君が代は国歌、と定めた「国旗・国歌法」は1999年に成立している。筆者は、この問題は本来法律や条例の問題ではなく、礼儀作法の問題だと考えている。公の場では自国のであれ、他国のであれ、国旗、国歌には敬意を払うべきだし、学校でもそう教えるべきだ。 女王陛下と橋下知事と国歌斉唱:共同通信 2011/5/30
「日の丸を愛することが国を愛することだというのは短絡的な考えだ。『教育は票になる』との思いかもしれないが、厳に慎むべきだ」 「憲法守った」と自負=元教諭、政治介入を批判-再雇用拒否訴訟:時事ドットコム 2011/05/30

この申谷雄二元教師の主張は、一児の父としては受け入れがたいものである。他方、橋本大阪府知事の主張には何ら異論はない。
共同通信の記事にもあるとおり、国旗や国歌に敬意を払うのは愛国心の問題ではなく、儀礼上の常識ある振舞いができるかどうかの問題だ。我が子が将来、他国の国旗や国歌に接した際にそれに最大限の敬意を払うことができないとしたら、親としてとても恥ずかしく思うだろう。

また、過去に英会話スクールで知り合ったアメリカ人の先生と話をしたときに、彼が私に話したことがとても心に残っている。

「アメリカに比べて桁違いに長い国家としての歴史を持つ日本が羨ましい。だからこそ、日本人には国の歴史にプライドを持って欲しい。将来あなた(筆者)が国際社会で活躍する機会が訪れたときに、自国の歴史が語れなかったり国歌を大切にする態度を持っていないと、相手から低く見られることになる。国際社会において大切な事は英語が話せることではない。自分のアイデンティティを正しく持ち続けることなのです。」

また、彼は彼なりに日本人を以下のように分析していた。


「日本人は宗教を持っていないと言うが、それは嘘だ。日本人ほど宗教を身近においている民族はいない。あなた方は生まれたときは神社に参り、ウェディングドレスを着て結婚式を行い、仏式の葬儀で人生を終える。一見節操が無いように思えるが、あなた方はいろんな宗教の坩堝の中にいても、やっぱり日本人らしさを保っている。それは改めて意識する必要すらない程に、日本という宗教の中で生きているからだ。
なにより大切な事は、そういう貴方達は他の宗教を攻撃することなく、気に入ったら日本風にアレンジして自分たちの宗教として取り込んでしまう。私はこれは凄いことだと思う・・・」

私の息子には、なにより日本人であることを誇りに思える人間であって欲しいと思う。

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