金子恵美議員の公用車私的使用疑惑?

 週刊新潮で報じられた自民党の金子恵美衆院議員の公用車の私的使用疑惑について。報道によると、総務省の政務官である金子議員が公用車で長男を保育園に送るなど私的な目的のため使用したと指摘されている。議員宿舎から公用車で長男を議員会館内の保育園に送り、そのまま出勤。14:30ごろに千代田区内で母親を公用車に乗せ東京駅へ送り、再び総務省に戻ったらしい。

金子恵美総務政務官 子供の送迎に公用車使用「私的な目的前提ではない」(産経)

 この一連の公用車利用は公務の経路の途中であることなどから「問題ない」と総務省が回答している。ならば何を騒ぐ必要があるのか。仮に総務省の省内ルールや社会通念に照らして問題があるといいたいのなら、それは『働く女性の社会進出』とか『仕事と家庭の両立』とかいう民主党や社民党が大好きなムーブメントを阻害しているものである。むしろそいういう風潮を彼らは批判すべきではないのだろうか。

 総理大臣や閣僚が靖国神社に参拝する度にメディアは『私的参拝か公的参拝か』というバカな質問を繰り返してきた。公職にある人にも公私の区別を完全につけろというのなら、例えば安倍首相が何千円のカレーを食べようと、麻生財務大臣が毎晩高級バーで飲み歩こうと、私的なことをいちいち報道するのはNGである。文部科学省の前川ナントカが出会いバーで女性を買おうがそれは私的行為なので一切批判してはならない。逆に公職にある人はその任にある間はプライベートなど無いというのであれば、金子議員の一連の行動も公用車をつかって何ら差し支えないということになるのではないか。

 もちろん物事には『程度』というものがある。件の公用車利用が著しく程度を超えているというなら、それは彼女の選挙区の有権者が次回の選挙で当選させないという判断をすればいい。こんな瑣末な問題がまた臨時国会でも延々と取り上げられて、北朝鮮等の重要問題がろくに審議されないという愚かなことは無いように願いたい。

 ファクトではなくエモーショナルな『報道』ばかり追い求めるここ最近の風潮は、明らかにメディアの劣化である。また野党も、どうしてこういう瑣末な問題ばかりをひたすら騒ぎ立てるのか。そういう姿勢が視聴率や支持率の低下を招いているということに気づけないバカな世代は引退すべきである。

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