「君が代」の伴奏を強いられた音楽教師、ストレスのあまり動脈出血
「君が代」の伴奏を強いられた音楽教師は、ストレスのあまり胃から出血し緊急入院。動脈の8カ所 で止血を施すほどの重症でした。
(引用:しんぶん赤旗)
君が代に賛成とか反対とか、そういう以前にこの教師は完全に病気でしょ?普通に解雇でいいと思うのだが。
記事の中で大阪府の教育基本条例案に触れられていて、それが世紀の悪法であるかのように書かれているので試しに原文を読んでみた。
(参照:大阪府教育基本条例案)
こんなひどい条例を制定するなんてひどい!大阪の学校に子供を通わせるなんてとんでもない!
…とか、そんな意見が飛び出す余地も無いほど、至極まっとうすぎる条例案で逆にびっくりした。
条例案の概要を簡単にまとめてみる。
- 大阪府立高校の実現すべき目標は大阪府教育委員会と大阪府知事が協議して決定する
- 府立高校の校長は年齢や職歴、教員としての在職期間に縛られず、マネージメント能力の高い者を教育委員会が任命する
- 任命された校長は、教員の人事評価や管理監督を行う義務と権限を有する
- 校長は職務命令違反を繰り返す職員に対しては処分を行うことができる
- 校長は上記権限を行使し、学校運営に最終的な意思決定権と責任を持つ
と、いうことのようだ。
校長に教員に対する人事権や学校運営に対する最終的な意思決定権が無かったことに驚いた。
ただ、この条例案のどこに叩かれる要素があるのか皆目見当もつかないので、条例案に反対してるっぽい弁護士のサイトを見てみた。(参照:大阪府教育基本条例案 に対する意見書)
反対意見は概ね以下のようなことらしい。
- 「自由と権利」よりも、「義務と規範」を教えるとはけしからん
- 府立高校の達成目標を知事が決めるとはけしからん
- 校長はマネージメント能力より教員としての能力が大切だ
- 教員の人事を校長が決めるなんて言語道断。教育委員会が人事権を持つべきだ
- 学校運営は校長ではなく教師集団が行うべきだ
知事にある人間が公明正大で、その任命する校長が常に素晴らしい人物とは限らないとは思うが、少なくとも知事は府民によって選挙で選ばれるんじゃなかったでしたっけ?府民によって選ばれた知事が任命した校長ではなく、教育委員会と教師という府民に選任権がない者達に教育を委ねよというのが、彼らの主張らしい。
ここに改めて私個人の意見を書くまでもない。
そんな馬鹿な話があるか!!
特に「3」のマネージメント云々とか、まさに教育現場が一般社会とかけ離れた考え方をしているのかがよくわかる。例えばシステム会社の社長が幾ら技術に詳しくても、統治能力(マネージメント能力)がなければ、そんな会社の社員は不幸だしすぐ倒産してしまう。
こんな当たり前のことすら理解出来ない「教師集団」が運営する学校になど、我が子を預けたくはない。
わが子には「自由と権利」よりも「義務と規範」をまず学んでほしい。
国旗と国歌に敬意を持ち、国家に尽くす―とまでは行かないまでも、日本人であることに誇りと責任を持った社会人に育ってほしい。
それが「フツウ」の親の間隔だと思う。
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