望む、衆議院選挙。

民主党が政権を取った際のマニフェストにはこうある。

(51条)
米国との間で自由貿易協定(FTA)の交渉を促進し、貿易投資の自由化を進める。
その際、食の安全安定供給、食料自給率の向上、国内農業農村の振興などを損なうことは行わない。

(52条)
アジア・太平洋諸国をはじめとして、世界の国々との投資・労働や知的財産など広い分野を含む経済連携協定(EPA)、自由貿易協定(FTA)の交渉を積極的に推進する。
その際、食の安全・安定供給、食料自給率の向上、国内農業・農村の振興などを損なうことは行わない。

(引用:民主党の政権政策Manifesto2009)

TPP交渉参加はFTAの延長線上だというなら、100歩譲ってそれもいいだろう。しかし、食の安全・安定供給、食料自給率の向上、国内農業・農村の振興はどこに行ってしまったのか?

また、このマニフェストには増税については一言も触れていない。代わりにこうある。

(3頁)
国の総予算207兆円を全面組み替え。
税金のムダづかいと天下りを根絶します。

(引用:民主党の政権政策Manifesto2009)
また、無駄の見直しや埋蔵金で16.8兆円を確保するとも書いてある。
増税をせずとも、震災の復興費用は捻出できるはずだったのではないだろうか?

前述は全て私の意見ではなく、民主党のマニフェストに書いてあることを列挙しただけだ。
大震災が発生したり、原発事故があったり、世界情勢が変化したり、マニフェストが守れない状況になる事自体は致し方がない。
しかしながら、民主党が詐欺政党と言われる所以は、そういう情勢になってなお国民に信を問う事をしない点にある。自民党は素晴らしい政党ではなかったかもしれないが、少なくとも国民に信を問うということは行なってきた。

自律という言葉がある。自ら律することができない党に、二度と権力を持たせてはならない。
前回の衆議院選挙で民主党に投票した人間はこれを心に刻んでほしい。

民主党はTPPや増税について、国民に信を問いなさい。

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