アメリカが早速…

「日本は閉鎖的」 米通商代表部代表がさっそく牽制(産経ニュース)

予想通りアメリカが早速日本の閉鎖性をついてきた。これはアメリカによるイメージ戦略である。
日本が「開国」などという題目をつけてTPPを推進したものだから、世界に対して「日本は閉鎖的」であるという誤ったメッセージを発信してしまった。少なくとも日本は関税障壁はほとんど無いに等しい。にもかかわらず、開国というメッセージを発信した以上、何を持って日本が「国を開く」のかといえば、それは非関税障壁、つまり慣習・慣例や法規制を撤廃するしか無い。

今回の件は、日本の誤ったメッセージをアメリカは見逃さず、条約締結で譲歩を引き出すためのイメージ戦略として利用するという意思の現れでもある。
つまり、アメリカはこういうのだ。
  • 日本は「開国をする」と言っているということは、自身でも閉鎖的であると認めているということだ。
  • 日本の関税はすでにかなり低い水準にあるが、それでもなお彼らが閉鎖的であるなら、その原因は法規制にある
  • あるいは日本独特な慣習が「開国」を阻害しているのだ
  • つまり、我々のルールがグローバルスタンダードなのだから、日本はしたがっていただく必要がある
そして裏で関係各国とこういう話し合いをしているかもしれない。
  • 日本が交渉に参観するのは早くて半年後だ
  • それまでに日本からむしり取れるような条項にしてしまおう
  • もし半年以内で十分に議論が進まなければ、アメリカ議会が日本の参加承認を引き延ばせばいいだけだ
  • 日本からむしり取れる準備が整ったら彼らを交渉に参加させよう
  • 日本が交渉に参加できるのは大枠の条項が全て決まった時だ
つまり日本は交渉に参加する前にすでに敵に塩を送っているということだ。それも大量に。
11/11の国会審議で野田はTPPの中身をまるで理解していない事が露呈した。そんなバカ総理のことだ、こういう自体の深刻さも理解できていないのだろう。

野田、お前と民主党にはこういうことは無理だ。解散するかせめて任期が終わるまで何もするな。そのほうが国益に叶う。

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