救出と奪還

 北朝鮮拉致被害者の事を語るとき、なぜ「奪還」ではなく「救出」という表現なのだろうか。

 もちろんその理由はわかる。「奪還」には軍事的な攻撃のニュアンスが含まれるからだ。

 しかし、同じ同胞が今もかの国に拉致された状態のままで手をこまねいていて、果たしてそれが主権国家と言えるのだろうか。大切な人が他国に拉致されたら、かの国を焼き払っても速やかに取り戻してほしいと思う。それが素直な心情というものではないだろうか。

 憲法改正においては、ぜひそういう観点から誠実に議論をし、実際にどういう手段を取るのかは別にして、「救出」という言葉に逃げるのではなく、いかに「奪還」するのかを大いに語り合える国に変わって欲しいと願う。

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