技術者に憧れた日1

 学生の頃は、技術者になりたいとは思っていなかった。いつの頃からIT系の技術者に憧れたのか、思い起こせばそれはある映画を見た時からだった。その映画というのは、マトリックス。映画の中で主人公のネオが黒背景の画面にコマンドを入力して、コンピュータを操作している姿がとてもカッコよく思えた。「あ、アレやってみたいな」そう思ったのが、初めてコンピュータに興味を持った瞬間だった。

 その話を友人にしたところ、「黒画面にコマンド入力って、Unix系OSとかそんな感じだよ」と答えが帰ってきた。なるほど、Unixってヤツかと、自宅に戻り23時を待ってInternetで検索をしてみた。(その頃はテレホタイムにダイアルアップでインターネットに繋ぐのが主流で…まぁ、昔の話だ)

 それから何をどう調べてかは忘れたが、Linuxというのが書店に売ってるという情報を入手したので、翌日近所の書店に行ってみた。たしかに「Linuxコーナー」があっていろいろおいてはあった。Vine Linux、Debian GNU/Linux、kondara Linux等々。ん?Linuxそのものが欲しいのだが…Linuxって名称のOSが存在していると思っていたから悩んでしまった。「まぁいいや、Redhatってイカした名前のをとりあえず買ってみよう」と、CD-ROMが付属した本を購入してみた。

 ここから、長いLinuxとの付き合いが始まった。(つづく)

コメント

このブログの人気の投稿

Dr.HOUSEの印象に残ったシーン

特攻を拒否した飛行隊長の名言