井筒のあまりに酷い歴史認識

あまりに酷いインタビューだった。細かい突っ込みどころはあまりに多すぎたので割愛し、主なところだけ。



  • 0:41「(在日朝鮮人たちは)強制連行されてきて、好き好んで(日本に)住んでいるわけじゃないんですから」
    • いや、間違っている。
      強制連行されてきたのではなく、好き好んで日本に住んでいるのであって、嫌なら帰ればいいだけだ。
  • 1:15「金さんは金山さんに、高さんは高山さんにしたんですよ」
    • いや、間違っている。
      1939年の朝鮮総督府が交付した「創氏改名」の事を語っているようだが、これは日本風の苗字を名乗れという命令ではない。朝鮮人にも、日本風に言うところの氏(源平藤橘等)ではなく家単位の苗字を名乗るように求めた命令である。氏(本姓)を捨てる必要はなかったし、ましては新たに創設する苗字が本姓と同じであってもよかったし、金でも高でも構わなかった。単純に彼らが金山や高山と名乗ったに過ぎない。(参考
  • 3:00「無知というのは罪悪ですからねぇ」
    • 全く同感だ。鏡を見てみるといい。
  • 4:15「北朝鮮と南朝鮮ー韓国に別れさせたのは誰ですか?」
    • 金日成と李承晩の権力闘争が発端だということは歴史教科書を読めばわかる。あるいは、アメリカとソ連・中国にも責任があろう。井筒は日本が原因ということにしたいだろうが(参考
  •  5:20「決して(北朝鮮と韓国の間に)平和協定は結ばれていない」
    • 珍しく、これは正解!
  • 6:00「北朝鮮に対しては戦後補償をしていない」
    • それを突き詰めていくと、日本が朝鮮半島において有していた資産をまず返せという藩士になる。社会インフラとして日本が投資した資本財を全て引き上げた場合、朝鮮半島の主要都市は上水道も下水道も、電気もガスもないところから社会資本整備を1からはじめなければならなかったわけだが、それらの権利を全て日本は放棄した。そして、北朝鮮も韓国もそれらの社会資本を使い続けてきた。まずそこを考えてみてはどうだろうか。

歴史認識とはちょっと違うが、8:00ぐらいから拉致問題についてコメントしているが、どうやらコイツの頭の中では拉致問題は日本政府が意図的に解決を先送りしているという事になっているらしい。

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